さてさて、どれくらい前のものでしょうか?!
紐で栓を縛るように窪みがあるのか、とても面白い形をしています。
陶磁器は、石のように粘土が固まるので、とても古いものであっても保存の仕方によっては年代がさっぱり分かりません。
ですから、逆に保存できる期間が長いので、いつまでも美しいのですよね。

こちらは、古民家よりいただいたものですが、どうにも字が難しくて分かりません(笑)
近代的な材質では、日光に当たるだけでも色が変色し易いですから、年代が分からないのは面白いですよね。

障子という現代では窓の内側などにあるものも、紙を枠に貼って出来ていましたよね。
夜になると雨戸という、しっかりしたものを障子の外側に取り付けて、雨や風や防犯にしていたみたいです。
その、紙の障子は、日差しに当たれば黒くなると思いきや、昔からの紙を扱う方に聞いてみたところ、日差しに当たるほど白くなる紙を使用しているとのこと。
はぁ、なるほど日差しに当たるほど色が抜ける紙なんて、どんな材料なのでしょうか?!
とても、合理的な材料を使用していた時代、美しい物を保存する方法も合理的だったのですよね。